コンサルタントの次のキャリア
「外資系企業」と聞くと、離職率が高く「すぐにクビになる」というイメージがあると思います。
外資系コンサルティング会社、アクセンチュアを退社後、株式会社ジョブウェブを起業し取締役副社長。同社退社後、個人コンサルタントとして独立。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役の大石哲之氏は、そんな外資系企業の実情について語っています。
http://www.j-cast.com/kaisha/2013/06/27177577.html?p=all
15人いた同期が12年でゼロに
大石氏によると、同部署に入社した15人の同期は4~5年で半分、10年目で残り1人となり、12年目には最後の彼も会社を辞めたそうです。
辞めた人は、その後どのようなキャリアを選んだのでしょうか。
大石氏自身は学生時代からやっていたネットサービスを法人化し、その他の同期は実に様々なキャリアを選んでいます。
1人は京都の老舗の人形屋の跡取りで、コンサルタントの経験を活かして海外に積極的に展開しています。その他にも、中小企業の後を継いだ人が数名います。
他の業種に転職した人もいます。ファンドや金融畑に行ったり、ネット系のベンチャー企業を起こして上場したり、大手企業に売却した人もいます。外資系企業の日本法人の社長をやっている人もいます。大学の准教授になった人もいますし、ビジネスはもう十分やったというので、なんと医学部に入り直して医者にキャリアチャンジした人もいます。
さらに見聞きした面白い例でいうと、コンサルタントの経験を活かして「本当にビジネスが分かる弁護士」というニーズを埋めるために弁護士になった人。議員になった人も知っていますし、市長になっている人もいます。
「クビ」になることはネガティブなこととは限らない
大石氏によると、仕事をクビになる(退職勧奨を受ける)ことは決して恥ずかしいことではなく、またコンサルタントとしての限界を感じて他の道を選んだ人に対しても、かなり優しく会社を去る機会が得られる、とのことです。
「誰もが全員コンサルタントという職業に100%向いているわけではない。たまたまこの職業ではうまくいかなかったかもしれないが、得たものを活かして、他の仕事で成功できるものがあるはずだ。だから、次のチャンスで、君が成功できることを祈っているよ」
という感じです。ほんとうにそうなのです。
また、こういった退職勧奨を受けることにより、向いていないものは向いていないと早めに気付かせてくれるのも別の意味での優しさなのではないか。と大石氏は語っています。
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